あー

アルファヴィルのあーのレビュー・感想・評価

アルファヴィル(1965年製作の映画)
4.3
言葉の不確定性は量子力学でいう事象の不確定性と似ていて観測者や世界によって結果が変わるものなのにアルファヴィルという都市ではそれらをα60という人工知能が制御している=α60の奴隷になっている
アルファヴィルを訪れた探偵の任務はα60を開発した人物を捕まえるか破壊すること
その命令を無視して女を救おうとするけど、その行動の根本にある「愛」こそがα60を破壊できる
「愛しています」という台詞でα60を破壊し映画を終わらせるなんてどこまでロマンチックなんだ!

正直、途中だれるから80分くらいに纏めて欲しいと思ったけどあのラストを用意されたら文句は言えない
それにしてもゴダール黄金期のアンナ・カリーナの存在感はいつ見ても凄いな
愛が生まれる必然性というか説得力みたいなものを感じる
あー

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