あーさんの映画レビュー・感想・評価

あー

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不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

4.3

二人がひとつのもの(触れる)になったら動くか動かされるかの一方的な運動しかないから相手のことは何も理解できないけど、別々のもの(触れない)だと相互作用的な運動になるし、触れないで相手に動かされるという>>続きを読む

「A」(1998年製作の映画)

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観るまで原一男が監督だと思ってた
オウム真理教側の人目線で撮られてるからテレビや新聞などの取材する側の権力濫用も垣間見える
アポも取らず家の中を撮らせなかったら逆ギレしたりするのは普通にクズ
点字ブロ
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

3.8

四角いのにフロッピー”ディスク”?
名前も知らないのに愛してる?
ハル・ハートリー恒例の抑揚のない台詞が生む独特でスローなリズムで進んでいくけど繋ぎ方が独特なブツ切りでそれがマンネリ化しないし、見せる
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スパイネーション/自白(2016年製作の映画)

3.8

韓国の国家情報院による北朝鮮スパイ捏造
権力者のクズさを突撃取材で暴いていくジャーナリスト達には尊敬しかない
冤罪事件(死刑執行済)の年表がひたすら垂れ流されるエンドロールでその闇の深さをさらに突きつ
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気のいい女たち(1960年製作の映画)

-

シャブロルの代表作の1つらしいけど微妙
ゴダールが絶賛したってのもこじらせたミソジニー的要素があるからな気もする
シャブロルはヌーヴェルヴァーグの巨匠達の中で唯一1作も観てなかったけどこれから他の作品
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やさしい女(1969年製作の映画)

4.9

人生で一番観たかった映画を遂に観れた
オープニングからブレッソン節全開
愛の為に支配しようとする男と自由の為に支配しようとする女の上下関係は動作の反復の中で変化していき、その過程で生まれた愛憎は毒とな
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.3

やりすぎくらいのオフビートとアクションの緩急差が最高
サンドイッチをコンビニですぐ買う人が金持ちなのはガチ(個人的には野菜スティック買う人の方が金持ちだと思ってる)
メイドさんがオムレツに書いてくれた
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悲愁物語(1977年製作の映画)

3.5

鈴木清順5本目だけどやっぱ意味わかんねえ〜
プロットもひとつひとつの動作も破茶滅茶
色彩とかの美しさ流石だし撮り方とかも面白いけどそこまでハマれない
原田芳雄とは相変わらず相性抜群

銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

-

原作未読、ストーリーも全く知らない状態で見た
子供向けだと思ってたけど想像以上に抽象的で文学的
いくつかの章に分かれてるけど共通するテーマは「本当の幸せとは何か」
不条理ばかりのこの世の中では正しいこ
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逃げた女(2019年製作の映画)

4.0

結婚相手と5年間1日も離れないという過度な制約の中で愛を感じるのは過去に愛する人と離れなければいけなかったから
物事の輪郭がぼやけてるからこそ見えるものもあるけどやっぱりわからないものもある
人間の理
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.0

軽い気持ちでやった2分間の黙祷によって運命を狂わされる若者たち
ドイツの戦争映画はナチスの題材が多いけどこれはその時代の人たちの次の世代の子供がメインで戦争後も友情とか理想をぶち壊していく国の役人の恐
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疑惑(1982年製作の映画)

4.0

前科4犯の女が関わる保険金殺人と思われる事件の法廷劇
悪女を演じる桃井かおりの演技と松本清張の脚本が良すぎる
岩下志麻はどの作品でも違った強烈な存在感があってやっぱ名女優だな

光のノスタルジア(2010年製作の映画)

3.8

宇宙の起源を探す天文学者と虐殺された家族の骨を探す人
夢と悪夢が同居するアタカマ砂漠
天文学者が現在というものは存在せず全てが過去だという(現在と認識するまでに数百万分の1秒ずれるから)
全くちがう過
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<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事(2019年製作の映画)

4.3

『この世界の片隅に』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の後に絶対観るべき
こういう製作ドキュメンタリーは適当なやつもあるからそこまで期待してなかったけどこれは凄い
片渕須直のこの作品に対する本気
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トラック(1977年製作の映画)

-

トラックに乗った女を語りと風景で浮かび上がらせる実験的映画
あくまでも作り話として話されてるけど監督の思想がこの女に強く込められてる
音楽といい景色といい語りといい穏やかで気持ちすぎて起きてすぐ見たの
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街の上で(2019年製作の映画)

5.0

何もかも超好き
弛緩しきった空間にあるこんな幸せを俺は今泉力哉に求めてた
今観たかった映画とどんぴしゃで出会った時のこの多幸感は久しぶりだし言葉では言い表せないので心の中に大切にしまっとく

好きにな
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.7

すべての重みが消える重心に幸せはある?
4人の女性とその周りの人達の話
特別なことが起こるわけではなく些細なことが積み重なって徐々に形を変えていく友人や家族との関係
幸せを感じさせてくれる相手に幸せも
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ノン、あるいは支配の空しい栄光(1990年製作の映画)

4.0

オリヴェイラが語る歴史はnon(虚無)
ポルトガルの話だからどれも知らなくて新鮮
『聖杯伝説』ばりの外連味

冷たい水(1994年製作の映画)

4.0

冷たい水の流れ(≒過酷な人生)に逆らい逃避行
刹那的な快楽を求めてマリファナを吸って万引きをして物をぶっ壊して火をつける
光と影の使い方や水と炎など色だけでなく温度さえもワンショットで差をつける凄さ
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.5

エマ・ストーン目当てで観た
可愛い!最高!目の保養!
作品自体は別につまんなくはないけど驚きや新鮮さは特にない
101匹わんちゃんよく知らんから楽しめなかったのかもしれない
服で稼いでんのに服を雑に扱
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

誰が世界的ベストセラーの内容を誰が流出させたのか
『ピエロがお前を嘲笑う」ぽかった気がする
ちゃんと騙されたから面白かったー!

ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977年製作の映画)

4.0

おもろジャーロ
透視という先が読める能力を使うのに先が読めない展開になってんのすげえ
ホン・サンスとはまた違ったださいズームがクセになる
終わるタイミングも最高!

エレファント(2003年製作の映画)

4.3

日常の時間が長ければ長い程際立つ非日常
フォローショットを通して客観的に他人の日常を見てみるとストレスがたくさん隠れてる
そんな日常が積み重なって起きた銃撃事件
世界中でこういう事件が無くならない理由
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アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

4.7

写真が齎す反物質(運命の人)との邂逅
古典映画のように多重露光を使って撮られたかのようなアンジェリカが幻想的
ほぼ全てがフィックスで撮られていてどの瞬間も絵画のように美しくこの映画自体がこの世のもので
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スージーの真心(1919年製作の映画)

4.3

サイレント映画として完璧に近い
さすがD.W.グリフィス
リリアン・ギッシュがめちゃカワ
目を瞑ってキス待ちしてんのとか上目遣いとかトコトコ歩きしてんのとか全動作堪らん
あざといって思われてもこんな可
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ブレインデッド(1992年製作の映画)

3.8

ハイテンションゾンビスプラッターラブコメ
結構笑えるしB級映画としては面白いけど何でここまで評価高いのかは謎すぎ笑
とりあえずゾンビ退治するのにカンフーと芝刈り機とミキサーさえあれば何とかなるの草
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

1.5

どうせならと思ってディレクターズカット版観たけどくそつまらん
何でこんな人気?

人が死んでるのに逃げない理由が卒論って笑
てか卒論雑すぎだろ
俺なんか卒論のために毎日研究してるのに😭笑

ハズバンズ(1970年製作の映画)

4.0

仲良い4人組の1人が死んだことによって始まった3人のおっさんのバカ騒ぎ
仕事や家族、死などの制約に縛られず自由を謳歌しようとするけど、そこには制約から生まれる悲しみや恐れから必死に目を逸らし逃げようと
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

リアタイだとCM多そうだから録画で観た
漫画は最後まで読んだけどアニメは観てなかったから結構新鮮
感情とか状況とかを全部セリフにしてるので冷めたけど絵はめちゃ綺麗でよかった
ギャグはまじで面白くねえ
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まごころ(1939年製作の映画)

4.0

成瀬巳喜男の中で『乱れる』以上に評価が高い作品を見つけたので鑑賞
大人が隠したい事情に子供達が気付いた時に子供ながらに色々考え、それを誰かに伝えるための歩きによって心地いいリズムで話が進んでいく
終盤
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

互いに疑心暗鬼になってからの血液検査とかちゃんと緊張感あっておもろい
CGとは違うクリーチャーのキモさが最高
今見ればB級だけど当時じゃ結構金かかってそう
よく比較されてる『エイリアン』より好き

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