Aki

アルファヴィルのAkiのレビュー・感想・評価

アルファヴィル(1965年製作の映画)
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「涙を救え」
不思議なSF映画、SFといっても現代と何も変わりない感じでゴダールらしい作品。涙を流すと死刑で笑うと連行される、そんな心の感情を表してはいけない、人々が支配されている都市の話、ゴダールだから何かの比喩だと思うし監督の作品の中でも観やすい方だと思う。

光を失ってしまいそうな時、愛について考えること。「愛する者に向かって進むこと、生きることは、あなたに向かって」すごい好きな台詞、いや台詞じゃなくて詩ですねゴダールの場合。
コマドリから始まる「秋の光」ゴダールはこの季節が好きなのかな。
アンナカリーナが相変わらず美しかった。
良くも悪くも人間が人間らしくいれる世界が最も良いのだと思いました。
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