けーはち

ブルース・ブラザースのけーはちのレビュー・感想・評価

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)
3.7
「何でここにこの人が?」と首を捻らざるを得ない黒人音楽の有名豪華ゲストを迎えてのお祭り的ミュージカルの中に、スラップスティックコメディ/アクションが展開されるお気楽映画。今見ると「メン・イン・ブラック」や「マトリックス」に見えるが、黒スーツ/黒眼鏡/黒ハットと往年のブルースマンのコスプレをしたおかしな小悪党、しかし出身の孤児院の税金を賄うため、バンドを結成して奮闘するブルースブラザーズ。最終的には警官や軍隊、白人カントリーバンドやネオナチといった、コテコテな白人文化を敵に回してドタバタを展開。兄弟をつけ回してやたら火力の高い火器で爆破するキャリー・フィッシャーなどの変なキャラが出ずっぱりで、最後の最後まで「いったい何だったんだ、これ?」という視聴感だが、なかなかに満足感は高いのだった。