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教室の子供たち -学習指導への道-のteramovoのレビュー・感想・評価

3.5
金子遊さんのドキュメンタリー映画術を読み知った作品。
記録映画やドラマが日本でもポツポツ出てきた時代に岩波映画から羽仁監督が出した教養映画。
この時代は宣伝として映画を撮ることが多かったとインタビューで答えられていました。
テレビが本格的に始まったのも53年ぐらいですから、このサイズの記録映画を作るとなると莫大な費用が必要だったんだなと感じた。

内容は至ってシンプル。小学校2年生の日常を女教師の視点で教師の努力や気になる子供をピックして紹介するような形。
面白かったのは今も昔の大して変わらないということ。暴力に厳しいとかそう言った話は別として、子供たちの無邪気さや性格は小学2年生だった。
陰気な子が近所の子たちとはよく遊んでいたり、クラスでずっと静かな子がある起点で仲間に入ったり。単純だけど、傷つきやすいし傷もつけてしまう私の経験したあの頃だった。
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