不思議な映画やな。
お金結構かかってそうだし、真面目に撮ってるとは思うんだけど、もろにミニチュアって感じだったり、ヌルい感じの脚本があったりはする。
特撮作品としてよくできているとは思うし、真面目に取られていると思うんだけど、なんていうのかなぁ。「特撮ならこうやろ!」みたいな主義主張に囚われすぎてしまったかのような不自由さがあるというか。
いろんな手練手管を使ってるんだけど、リアリティがあるかって言われると微妙で、でも特撮って感じはあって。リアリティってわりと普遍的なものじゃないですが。そこが今作は「特撮だからこう」みたいな考えに凝り固まりすぎたのか、惰性なのかわからないけど、いい仕事してるのに、後世に残るような仕事としては認めづらいみたいな感じだろうか。
いやあのね、変なとこもいっぱいあるんだけどね(笑 黒塗りで日本語喋る現地の少年とかさ(笑
でもそういうところは決していい加減に撮っているというのとは違うと思う……というか。いやでも真面目じゃないだろうか結局。わからん。
わからんけど悪い作品じゃないですよ。1時間半で終わるし。
まぁその悪い作品じゃないっていうのは、安っぽくないとかリアリティがあるとか、B級とかではないということではありませんけども(笑