いろどり

太陽を盗んだ男のいろどりのレビュー・感想・評価

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)
3.5
最近見たブレッソンの「たぶん悪魔が」
が、環境汚染や核戦争の恐怖、体制への不満から個人の終末論に帰結した話で、近そうな雰囲気だったのでタイミングを感じ鑑賞。

沢田研二の色気ってこれのことか!
確かにこの目つきは色気がある。

体制への不満が漠然としていて空回り。
先生はトラヴィス(「タクシードライバー」」であり、ジョーカーでもある。

アメリカの映画「スーパーマン」の看板の次に映されるのは、新左翼の爆弾犯人の看板。なかなかシュールな画。

突っ込みどころ満載なのを、昭和の熱量で吹き飛ばしてる。やっぱりこの時代って、日本も映画界も熱かったんだなー。

猫が倒れるシーンはさすがに焦ったけど、マタタビで酔っ払っただけのようでホッと一安心。
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