このレビューはネタバレを含みます
メメントは最初物語の構成が特殊で難しくて最後まであんまり理解できずにいたんだけどでも物語の謎と続きと結末が気になっててわけがわからないけどレナードと一緒に引き付けられてた
1回最後まで観てネットで考察読んである程度頭まとめてから特典の時系列順にちゃんと並べたバージョンのヤツ観たら見方がまるで変わって虚無感と悲しさしか感じない… 事件を追ってるようで単にずっと人から利用されて振り回されてるだけのレナード…でもそれを自分から望んでるレナードがまた悲しい
信じられるのは記憶じゃなく記録だ、って言ってても結局その記録も自分の空想からでっちあげた記録(世界)で、目を閉じても世界はそこにあった、っていうのがレナードの答えだったからこれからもレナードはそういう風に生きていくしかないのかって思うとやりきれない
割とテディは正しかったんじゃないかとか(死んでも当然の報いだとは思うけど)最初ロマンスの匂いを感じさせたナタリーは完全に詐欺女だったし！ナタリーが私も恋人を殺されたの…なんて言い始めたときは二度目観たときに苦笑したなんだよ殺した本人に言ってんじゃん
あんまりよくわかってなくても最後まで続き追ってしまう吸引力と構成が良かったです
でもレナードのこれから考えると虚無感凄いから後味は良くない…
小山さんの語りが巣晴らしかった
