えふちゅん

メメントのえふちゅんのレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
2.8
うーん。
考察が楽しめるし色んな意見を取り入れられるのはいいが、
丸投げしすぎでは?と思うところもしばしば、、
結局何を伝えたいのだろう?
伝えようとしてるのか?
なんでこの作品を作りたかったのだろう??
これが始めの気持ちでした笑

あらすじ的には
妻をレイプして殺したやつに復讐する旦那さんの話し。?
でもその夫は記憶が10分しか持たないとか。

"前向性健忘"だって。
でも彼、細かいとこ結構覚えてたよね笑
自分のいる部屋番号とか、
自分の車(盗んだやつ)も途中で一度写真確認せずにまっすぐそこ行って乗ってた気がするし。


考え出すとキリがないから、
内容の話ししよ。←

まず、モノクロとカラーで映像が交差しながら進んでいく。(これはまじ斬新すぎた)
でもこのせいでレナード以上に混乱させられる鑑賞者は私です笑

話し戻ります。
モノクロはストーリーの"始め"からそのまま進行していく。
カラーは逆再生?のような、"終わり"から始まっていく。
要は総括したストーリーの両端(始まりと終わり)から同時進行で始まっていく。
(交差しながら進行していくので途中からあれ?あれ?ってなる)

だから鑑賞者側が
頭を使いながら観ていかなければならない。
(疲れる〜)


話変わるけど、
"メメント"ってラテン語で
"記憶"、"備忘録"、"形見"って意味だとか。(全ての言葉が当てはまるやーん)
でね、
"メメント・モリ"って言葉もあって、
"死を忘れるな"らしい。(他にも色んな意味あるけど、ここでの意味はこれかと)

この映画"メメント"は
"メメント・モリ"という短編小説を原案にしているとか。(うっひょー、これ知った瞬間ぞわった。ぞわった。)


簡潔に言うと
良くも悪くもなる作品だと思う。

意味のわからない謎だらけの作品。
矛盾だらけの作品。

何とでもとれる。どうとでも思える。


ただひとつ思うのは、
この主人公レナードは
心の底から愛していた妻の死から
ずっと逃れられず
自己防衛本能が働き、心を守るために
周りの人達を傷つけてしまったのではと感じる。

妻の死を恐れない為の
備忘録をつけていれば
変わったのかもしれないが、
ずっと彼は受け入れられなかったのではないだろうか。

まあ、もし
妄想やら架空の人物だらけだったら
(レナードの心の中のお話しだったら)
考察する意味もなくなるけど←(流石にそれはないでしょね)



そして何よりも!!
一番の謎と言っても過言ではないよね。
左胸の"I've done it"
皆気になったんじゃないかな。

あれは本当によく分からない笑

死んだ妻が一緒に映ってたのも分からないし、
最後に無くなってるのも分からない。


あれかな?
テディはレナードの妻が襲われた時の当時の刑事で
レナードが生きる気力をなくしていて?
復讐したいと言っていて?
テディは復讐を手助けしたみたいな感じに言ってたよね。(廃屋で)
その時喜んでたって。(殺した時も)
生きがいを見つけて?喜んでたように見えたってテディ言ってたよね


でね、
I've done it(やり遂げた)って刻んだけど、
妻はかえらず寂しく生きがいを失って
自分も見失って
そして自ら12ページなどの資料を失くして
謎を増やして、、って繰り返してたとも考えちゃうな。

テディはどうしてあんなにも
レナードを心配してたんやろ??
それもひっかかる所ではある。


うーん。
結局、
"死を忘れるな"
に繋げちゃうわ笑


"サミーを忘れるな"
も繋がるでしょ笑

あー、私の頭はもうそこに収まってしまった笑


まあ、考えて自分の満足な形で納得したらいいと思った笑

だって映画なんだもん♩♬←

それも楽しみの一つだーっ!


さて、評価は可もなく不可もなく。
お疲れ様でしたーん!
えふちゅん

えふちゅん