進藤先生

ICHIの進藤先生のネタバレレビュー・内容・結末

ICHI(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

①一番の見どころは「 綾瀬はるか 」の魅力

痛快時代劇だと思ったら“ 市 ”の哀しい物語だった。
かと言って泣けるかと言えば泣けず、“ 市 ”以外にも「 大沢たかお 」や「 窪塚洋介 」を中途半端に絡めたから感情移入が誰にも出来ない。

②殺陣に関して、
「 綾瀬はるか 」が演じるが故に居合斬りの醍醐味であるスピード感が無かったが、逆にスローを多用する魅せ方でとても良かった。
ただ、その場面が少なくて不満!

③“ 市 ”の身なりが綺麗すぎる。
牢屋の床に落ちた“ ひえがゆ ”をすするような生きる為の必死さなど底辺を歩む人間たちの物語なのだから演るならもっと徹底的に。
西部劇も時代劇もこの辺りで作品が軽くなってしまうんだよね。
痛快時代劇やアイドル映画でなく“ 市 ”の心を描いて作っているのが分かるからこそ思う。

とは言うものの、哀しいラブストーリーだからヒロインの顔が小綺麗なのは仕方が無いのか…

あと、子役がど下手(怒)

2015/8/28 DVD
進藤先生

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