真

天国と地獄の真のレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
4.2
シューズメーカー重役の三船敏郎があまりにも渋すぎる。

他の重役との権力闘争の中、自分のすべてを掛けた大勝負の直前、狙い澄まされたかのようなタイミングで息子が誘拐され身代金を要求されるが、実際に誘拐されていたのは使用人の息子だった。

自分の人生と引き換えに使用人の息子に大金を差し出せるのか…

ここの葛藤が死ぬほどおもしろいけど
ストーリーの殆どは刑事モノで、後半は三船の出番が少ないのがちょっと残念。

白黒映画だが事件解決に至る煙突の赤い煙にだけ赤い着色がされていて斬新。
真