黒澤明の現代劇でサスペンスの傑作!
横浜が舞台になってるみたい。
原作小説「キングの身代金」との一番の違いは犯人の動機。
この動機がこの映画のタイトルの意味に繋がっていて、黒澤の誘拐っていう犯罪に…
サスペンスとしての物語の運びに無駄がなく、主人公の視点で追いかけたくなる。社会の歪みをわかっていながら金や地位にしがみつく上役たちもまた、ある種の地獄ではないかと思ってしまった。言葉を使わずに映像の…
>>続きを読むめちゃくちゃ見やすい
特に権藤邸のシーン、登場人物がたくさん出てくるけど引きのショットで撮られてて、誰が何をしているのか分かりやすかった
テンポ感もいいのかな、捜査会議のシーンもすごい分かりやすか…
《山崎努!》
3本くらい映画を観たような感覚。
黒澤明の名作で多くの評論やレビューがあるでしょうから、今回感じたことだけ。
前半の高台の邸宅。
スクリーンの中に肩越しに登場人物が収まるようにア…
児童誘拐事件に巻き込まれる富豪と、それを捜査する警察の話。
黒澤明監督によるサスペンス作品。
豪邸に住む富豪の息子が誘拐され、犯人から身代金を要求されるが、誘拐されたのは富豪の息子ではなく...な…
前半1時間の権藤邸での撮影が素晴らしい。
絶対に重なることのない人物配置と構図の良さはこれまで通り健在。加えてほとんどが引きのショットで無駄なく全てを映し、カメラのパンを多用することで滑らかな長回し…
私ごときが今更どうこう言うのは大変おこがましいのだが、黒澤監督ってやっぱり凄い。
何が凄いかって、何をやるにも先駆者であるという事。
貸切列車で一発勝負撮影のリアリズム、緊張感。
事件の説明をリア…
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