いしむら

天国と地獄のいしむらのレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
3.7
終始漂う緊迫感。
その緊迫感を包む、古き良き日本の何処かのんびりとした空気感。

戦後二十年足らずの日本に残る闇と、戦後二十年足らずで生じた熱の中で、描かれない犯人の背景。

もしこの映画を現代に置き換えてリメイクしたら、便利を生んでロマンを無くした機器の利用と、特別なひねりのないシンプルなストーリーに過剰なひねりを加えることで、きっとつまんないものしか出来ないのでしょうね。


当時の日本語は綺麗でいいなぁ。
いしむら

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