MasaruOnuma

天国と地獄のMasaruOnumaのレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
4.0
たっぷり長尺ですが、最初からすでに見応えがあります。往年の名俳優達が1ショット内に収まり、重厚な演技を見せてくれる部屋でのシーン、「あ、もうすでに面白い。」
そこからの展開も早く、さらに仲代達矢を筆頭に刑事達が加わっていきさらに面白さを増していきます。
後半、三船敏郎は出なくなり捜査メインになっていきます。この長尺なら妥当な展開。例えるなら「JAWS」みたいな感じでした。「フルメタルジャケット」のような唐突な前半と後半ではなく、あのシフトしていく感じが自然で良いです。
そしてラストは何と言っても山崎努の存在感。本作の山崎努は、三船敏郎も仲代達矢も食ってしまうほどだと感じました。
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