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天国と地獄のtdswordsworksのレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
4.8
キャストについての事前情報を仕入れずに鑑賞。仲代達矢さんはすぐわかったけど、誘拐犯役のキャストをエンドロールで見て思わず声が漏れそうになった!

前半、人物のセリフが呼応し合って感情が揺れ動く様子を映す会話劇から、後半、誘拐犯と刑事との攻防を描く骨太な社会派刑事ドラマへと変わる。そのジェットコースター構造が興奮をかきたてる。特急のスピード感、鎌倉のリゾート感、焼却炉の煙の人工彩色のアート感、いろんな要素を盛りまくってもトータルでエンタテインメントとして成立してる。すごい…。

刑事罰に対する考え方が古すぎて受け入れられないのでマイナス0.2点。
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