独特の奇妙な感覚を与えてくれたSF作品。
当時、心揺さぶられました。
高校生ぐらいの時、地上波で観てます。
残念ながら、今作も情報の海に沈みかかっている1本ですね。
細かいところはすっかり忘れてしまって、どこに感動したかわからなくなってましたが、『メッセージ』を観た時、この映画で感じたことを思い出せたような気がしました。
主人公はあらゆる時間軸で存在して、無意識にその時間それぞれのヴィジョンを味わいます。
良いことばかりではありません。
第二次世界大戦中、捕虜となったドレスデンで理不尽な目に遭います。
主人公は、心に大きな心の傷を負ってしまう。
負の記憶をコントロールできなくて、苦しむ(ように見えた)こともありましたが、それでも人生の一瞬一瞬の喜びを噛みしめて生きていきます。
原作は、カート・ヴォネガット・ジュニアの同名小説です。
早川文庫の『スローターハウス5』も後で読んだけれど、映画のほうがなぜかささったなぁ。
大好きなジョージ・ロイ・ヒル監督作品ということは、後で知りました。