初鑑賞時6歳。
人生で初めて泣いた映画でした。
何回見ても色褪せない大傑作。
巨大ロボット、アイアン・ジャイアントを見つけた主人公の少年。
アイアン・ジャイアントは人懐こく知能は2〜3歳程度。
2人は毎日仲良く過ごしますが、捜査課が巨大ロボットの目撃情報を聞きつけ平和な日常に踏み込んで来ます。
少年はアイアン・ジャイアントを隠そうとあちこち連れ回し、最終的にスクラップ場の中年オーナーに事情を説明して倉庫に匿ってもらいます。
このオーナーが1番のお気に入りキャラで、少年の遊び心を理解し必要以上に子供扱いせず色々好き勝手させますが叱るべきところでは叱り、何故ダメなのかをきちんと説明します。
「大人ってなんでもすぐダメダメ言う」と思っていた私には目から鱗でした。
親でもない彼が少年をいかに守ろうとしているかが子供にも分かりやすく描かれていました。
お気に入りのシーンは大人の飲み物(コーヒー)を飲んでテンション上がった(カフェイン)少年が早口で学校の愚痴をまくし立てるところです。
楽しげな50年代の音楽やファッションに合わせてコミカルに動くキャラクターが古き良きアメリカを感じさせます。
上映時間86分と短い作品ですが無駄を省ききった最高の86分間だと思います。
話分かってるのに毎回泣きそうになるラストからのワクワクする伏線回収が大好きです。
後にも先にもお気に入りアニメ映画No.1。