ジャッキーケン

アイアン・ジャイアントのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)
4.2
田舎町の少年が巨大な鉄のロボット「アイアンジャイアント」と出会うポストターミネーター2映画

冷戦真っ只中の時代背景で授業で見せられてる「核爆弾は伏せれば身を守れる!」なんてなんちゃって訓練ビデオを見せられていていつ核戦争が起きてもおかしくないタイムリーなタイミングに突如として宇宙からアイアンジャイアントが地に降り立つ。最後までアイアンジャイアントは何者なのか分からない。スカイネットが送り込んだロボットなのか、ソ連の最新兵器か、このロボットの正体はそこまで重要ではないと最後になって分かってくる

少年とロボットのファーストコンタクト
純粋無垢なアイアンジャイアントが可愛い
だが武器と名のつくものを見ればすぐさま暴走するベイマックスのように目を赤くしレーザー光線を発射する。死、優しさ、スーパーマンを知ることで鉄の心が人間の心臓のようにハーツオンファイアーする。
「人間が何故泣くのか分かった。俺には涙を流せないが」というT2の名言をそのまんま流用したような映画で
行動次第で英雄にも悪魔にもなれる
本編が短い割に少年とロボットとの描写があらゆる困難を乗り越えた上でという積み重ねが弱いってのが難点だと思うがこの映画はブラッドバード版T2と呼ぶべき作品