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アイアン・ジャイアントのbillyのネタバレレビュー・内容・結末

アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかった。

「ロボットと少年」の教科書のような作品。声優の少年の演技も素晴らしい〜「アイアンジャイアント」

時代はソ連が人工衛星の打ち上げに成功した1957年のアメリカの田舎町。ある日、空から隕石のような何かが猛烈な勢いで落ちてきた。あくる日の夜、シングルマザーの母と二人暮らしのわんぱく少年ホーガースは、森の中の変電所で巨大ロボットが電線にからまり窮地に陥っているところを助ける。最初は恐る恐るだったホーガースだが、交流を重ねる中でロボットはどうやら友好的で、しかも助けてくれたホーガースの言うことをなんでも聞こうとしてくれていることに気付く。自分だけのロボットを手に入れて大喜びのホーガース、ロボットをジャイアントと名付け過ごしながら、街の住民には見つからないよう苦心する。一方で、ロボットが


ロシアの人工衛星スプートニクが少し物語に絡む。同じ99年に作られた『遠い空の向こうに』もそうだったのだが、その原作『Rocket Boys』は98年出版なのに対し、こちらの『アイアンジャイアント』の原作『アイアンロボット』は68年とのこと。スプートニクが物語に出てくる映画は、他にどんなものがあるだろうか。比較してみたい。
主役のホーガースを演じる子役の演技がうますぎて。この作品を名作にしてるのはこの子の演技も大きい。ジャイアントが自分のものとなると分かった時の演技が特に上手くて本当に心底感心した。ここまで演技うまい子役は初めてかも。声のアフレコの演技なので実写の映画とは違った演技になるとは思うのだけど、とりあえずアフレコでここまでうまい子役は他に知らない。
・アニメーション、まだ観てない良作がありそう。最近「ハリネズミの
(なんとか)」を観て感動したばかりなので、まだまだ観てない良作アニメ作品観たい。「鳥と王様」とか、見かけたまんまの「ブレンダとケルズの秘密」とか。特に前者みたいな古い作品もっと知りたいな。

いやー良かった。

見終えてwikiでインクレディブルの監督と知り、クオリティの高さに納得した。

・観てて思ったけど、これは日本の鉄人28号にインスパイアされたというかリスペクトがある作品なのかな?まだ調べてないし鉄人も観たことないのだけど。
ある意味、ロボットと少年の物語の王道というか、分かりやすい要素が選ばれ詰め込まれていたとも言えるかな?「やさしいこころ」の持ち主、驚異的な破壊力を持っていてそれが出てしまう時がある、大衆から理解されない、破壊されそうになる、あたりが。他のロボット映画と比較研究して観たいなぁ
・ラストが、自己修理能力があることを利用したあのようなエンドだったのは、予想してなかったし希望を持たせる終わり方で個人的にはとても良いと思った。最後にあのホーガースの台詞なのもめっちゃ良かったわ。あのセリフが最後なの素晴らしかったな
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