あ、おもしろい。あ、でもちょい長っ。
戦国モノはそこまで観ませんが、武田信玄フィーチャーしてるのがもうおもしろい。
信玄の影武者の話。
影に影はできない。影ができるのは実体があるものだけ。
影は一人歩きしない、意志を持ち一人歩きすればそれは影ではない。
そして最後立ち向かうのは影のみ…
父と子の関係や、人の見る眼を切なく皮肉ったりユーモアある表現も楽しめました。
話の展開としてはなんか読めるので少し物足りなさは否めません。
しかし、武田信玄の騎馬隊さながら、馬といえば黒澤明!と言ってもいいくらいやっぱり馬や戦場の描写はすごかったです。
個人的には陽に照らされる兵士たちの画づくりが好きでした。
私事ながら自分が土煙が好きなことを知らせれました(笑)
父が黒澤明のDVDを友人からもらったらしく、しばらくは少し黒澤明多めの鑑賞生活になりそうです。