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リトル・マーメイドのRRRFFFのレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)
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初めて観た。
アリエルは口が大きくて元気でおてんばで、そこがとてもキュートだった。セバスチャンは本来お世話係ではなくて宮廷音楽家のカニだったのか…。

『パート・オブ・ユア・ワールド』は地味なんだけどいい瞬間が沢山あった。
・フランダーのヒレを持って「feet!」という時のアリエルの顔可愛すぎ。
・アリエルが使い方を知らないのに燭台にフォーク・スプーン・ナイフ揃えてるところ
・栓抜きを20個も持ってるところ
・セバスチャンの目がメガネいっぱいに広がるところ、ギャグ(ボケ?)の温度の良さ。


こんなことはここに書くまでもないけどやっぱり歌が全部良くて、『アンダー・ザ・シー』のシーンはもう何回でも観れる。音楽の喜びに溢れていて世界で一番たのしい。細かい泡が大量に丁寧に描かれていて、画面を華やかにしているし、音を画面に描くときの記号的な役割を担っているのかなと思った。音符の代わり。(全編通じて泡は描かれているんだけどこのシーンは楽器から出てくる泡が特に印象に残った)


人魚を醜い姿にして自分の近くに置いておいたり、「喉の病気とはさよならだ」と言ってアリエルの声を奪うアースラの悲しさとか寂しさが気になった。アースラの手下、ペアのウツボを片目ずつ使って双眼鏡のように機能させているところ、可愛かった。もう片目ずつは自由。

映画にはアリエルのお母さんは出てこなくて、父親(海)からエリック(地上)にアリエルが受け渡されるという構造がとてもグロテスクだけど現実の結婚式も未だその構造なんだよな〜とか考え込んでしまった。

実写版ではそういう部分の転換があったりするのかな、ロブ・マーシャル好きだから楽しみです。
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