もやマン

マトリックス レボリューションズのもやマンのレビュー・感想・評価

3.5
【ネオの選択】
機械が作り出したプログラム。『救世主』。
人間の自由意志をできるだけ活用すべく生まれ、覚醒者の中から特別な者だけが得られるプログラムコード。
機械は今までマトリックスを5つ作り、それらは完璧に作りすぎて失敗したり、覚醒した人間が集まるザイオンと戦争したりして、試行錯誤でマトリックスの向上を目指していた。…栄養摂取のために。
そのたびに生まれる救世主という例外を機械はコントロールしてきた。向上には不可欠な存在だった。

ネオは、6個目のマトリックスの、いわば6人目の救世主だった。

そして今回のマトリックスでイレギュラーが発生した。
『エージェントスミス』
ヒューゴウィーヴィング演じるスミス。
とってもイかれた悪役。救世主と真逆のプログラム。それもマトリックスを安定させるために必要だったが、一作目のラストでネオがスミスの体内に侵入したときをきっかけに、暴走するプログラムとなった。

機械にとって、スミスの存在はやっかいだった。

ネオは、スミスを殺してやるからザイオンは助けろと、ラスボスのあのジョウィーンゴワンゴンしてる奴に訴えた。
トリニティの死は、ネオに諦めを与えたのだろうか。

プログラム同士の相打ちなのか、ネオを介して機械が倒したのか、よくわからんかったが、ネオの死とともに、スミスというイレギュラーは消え、ウイルスの消えたマトリックスは再び正常に動き始めた。

戦争は終わったとは言うものの、ザイオンはあの狭いコミュニティで機械に怯えながら生活するっていう暮らしが永遠と続くのか。マトリックスに繋いで現実逃避できるかもしれないけど。


ほんと、観る毎にちょっとずつ理解していく映画だわこれ。
マトリックスはちっちゃい頃から観てるけど、まだまだわからないことが多い。

でも、全体像がつかめてくると、まあまあ面白い。スルメ?
リローデッドとレボリューションはSFに走りすぎたけど、嫌いじゃない。
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