いくら追い詰められたとしてもこんなに人間馬鹿じゃないだろ、、、という場面が多々ある一方で(脚本家又は監督はキリスト教徒をバカだと思ってんのか？それとも原作がこのまんまなのか？と醒めた)、この状況で怪我人を必死になって救おうとする過剰なまでの人間性も表現されて(自分だったら、自分か家族に差し迫った危険がない限り人のために外に出ようとは思わないね)、ちょっと外連味が過ぎる感がある。クリーチャーではなくパニック状態になった人間を描きたかった映画だと思うので、クリーチャーの存在はあまりはっきり画面に出さない方が緊張感があって良かったんじゃないのかなあ。クローバーフィールドみたいな感じでさ。(と思って今調べたらクローバーフィールドの方が後だった。)スーパーの中に入り込んできた虫の描写がなんだか弱そうで緊張感がないが、その分終盤の巨大なやつの絶望感を増す狙いだとしたらまあ成功かな。
なんだかんだでそこそこ楽しんで見たけど、あと30分短いとなお良し。
