選択とは受け入れることなのかもしれない。
突如現れた霧には見たこともない‘何か’が蠢いていて、それに見つかると一瞬で殺されてしまう。
人々は霧に見つからないようにひっそりと生きているが、人間とは「ひとつの空間に二人いればどちらかが死ぬまで殺し合う不思議な生き物」であることをまざまざと見せつけられる。
何も打開策のない中、少しずつ、そして着実に‘何か’が追い詰めてくる状況で人々は選択に迫られる。
解決の糸口になれば。そのためにはどちらかを選ばなくてはならない。
最後まで約束を守ったのはとても良いと思った。胸糞とかで紹介されることが多い本作だけど個人的には真っ当な映画だと思った。
何事にも選択の結果にはタイミングがつきもので、同じ選択でもタイミングによっては結果が真反対になったりする。そんなことの連続の中で、その結果に対してどう受け入れて行くかが本作の描かれているところだと思う。
主人公がしっかりと選択をした上での結果に繋がってる。ここが個人的に映画を見る上での大きなポイント
