やさか

ミストのやさかのネタバレレビュー・内容・結末

ミスト(2007年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

ラストが絶望的すぎて鬱になりそう。

霧の中に怪物がいるという設定だったからそれに襲われるだけの映画だと思って見た。
それは間違ってはなかったけど個人的に怪物よりかは宗教の方が印象強かったし怖かった。
特に兵隊の男がユダだと決めつけられ、生贄とみなされ殺されてしまうシーンがまじで胸糞悪かった。一番怖いのは人だと思った。
それがあったから宗教の女が撃たれて死んだシーンは拍手が出てしまうほどスッキリした。

怪物が思った以上に気持ち悪い見た目してた。個人的に蜘蛛の怪物がまじで無理だった。死体からうじゃうじゃ出てくる小さな蜘蛛が気持ち悪すぎた。

この作品はとにかくラストが絶望的。霧から逃げきれないと思った主人公たちが拳銃自殺を図ろうとしたが全員が自殺するには一発弾が足りなかった。主人公は自分以外の全員を殺して自身も怪物に殺されようとした。しかし、そのタイミングで軍隊の助けが来て、霧も晴れてしまった。しかも最初に逃げ出した母親が子供たちと共に救出されているシーンがあったことにより今までやってきたことはなんだったのかと余計に絶望した。

映画全体の完成度が高かったから評価高めだけど、全然人には勧めたくない作品です。
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