街中に突然鳴り響くけたたましいサイレンの音、どこからともなくやって来た霧。
そして、霧の中には「何か」が居て。。
原作者のスティーブン・キングを感嘆させたラスト。
原作では曖昧だった部分をああゆう形で明確に描き、観る人たちにザ・胸クソ悪い映画と認知される本作。
「選択」を考えさせられる作品だった。
行くか、戻るか、留まるか。
スーパーに取り残された人たち、それぞれの選択。
間違えれば自分の命が無くなる極限の状況での人々の行動描写がとてもリアル。
選択には正解なんて無くて、ただ結果だけがそこにあると思うんだけども、故に誰にでも平等に不幸なことが訪れるんだと、人生にはいかなるキャラクター補正も無いんだと考えさせられる。
ちなみにあの狂信的なオバさんが凄い嫌いなんですが、あれはあれで多くの人の心の救いになっていて、自分が嫌いとか・間違っていると思うことを好きだとか正しいと思う人も勿論いるっていうが、世界であり、世界が複雑たる所以だよなぁと。
じゃなきゃ人間争わないよね。。
こういう映画は自分だったらどういうアクションを取るか考えながら観てしまう、多分死ぬけど。