クマヒロ

ミストのクマヒロのレビュー・感想・評価

ミスト(2007年製作の映画)
4.2
嫌な雰囲気と画面がずっと続く、なんとも不快な映画。
何から話せばいいのかわからない衝撃のラストと怒涛の展開は本当に忘れられないものに。

初めて見る人は前情報無しで見ることが絶対です。





フランクダラボン製作総指揮、「ウォーキングデッド」にキャスティングだけではなく、物語の軸が似ているように感じる。

極限状態の人間性の恐ろしさ。
あのときああしていれば…といったようなその場その場での選択。
モンスターパニックならではの良さや、描いて欲しいものも見してくれた上に、衝撃の展開が続くのだから、最低だが、最高。

ある意味、天誅とでも言えるのかもしれないようなラスト。選択が違えば明るい未来になっていたかもしれない。本当に救いがないし、余韻が…。
宗教ババアの腹立たしさはあるが一概に一方を否定するだけでは解決できないような問題もある。
ラスト数分間に物語のキモが濃縮され、記憶に残る映画に。
クマヒロ

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