ゴン吉

太陽の中の対決のゴン吉のレビュー・感想・評価

太陽の中の対決(1965年製作の映画)
4.0
ポール・ニューマン主演の西部劇。

1880年代の駅馬車から鉄道に移りゆく時代のアリゾナが舞台。
鉄道の普及により、これまでは野生馬を捕らえて売って生計を立てていた先住民アパッチの収入源が無くなってしまう。
アパッチに育てられアパッチと共に生きてきた白人のジョン・ラッセル。
養父から遺産として下宿屋を相続するが、それを売却して、コンテンションに向かう駅馬車に乗り込む。
駅馬車の一行はジョンを含む男4人女3人の計7人。
道中で元保安官を含む4人組の強盗に襲われる。
駅馬車の乗客の1人も強盗の仲間だった。
乗客のうち女性1人が拉致されるが、他の5人は何とかその場を逃れる。
一行は無事逃げることが出来るのか?
拉致された女性の運命は?

西部劇なので撃ち合いはありますが、派手な決斗はなく、駅馬車でのヒューマンドラマを描いた作品です。
当初は他人との関わり合いを避けていたジョンであったが、結局は他人を見捨てることが出来ない。
白人でありながらもアパッチと共に生きてきた主人公を通して、先住民に対する白人の悪行や偏見を描いてます。
結構せつないです。
ポール・ニューマンの渋さも見どころです。

BS TVで鑑賞
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