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父の祈りをのユーザー0012のレビュー・感想・評価

父の祈りを(1993年製作の映画)
4.5
15年くらい前、IRAの歴史に興味をもっていた時期に見て強く印象に残っていたけれど、改めて見直すとまた強く胸を打たれた。

無実の罪で投獄されたにも関わらず、カトリック教徒として厳格に尊厳をもって生きる父親役の演技が素晴らしい。

冤罪を起こした刑事に怒りを感じさせる演出も上手い。悪役に怒りや憤りを感じさせる映画はいい映画。

ラスト、再審の判決がでるくだりは、こんなあっけなかったかな?と、ラストだけ、もう少しドラマチックに描いてもよかったのでは、と感じた。