前作でリプリーが溶鉱炉に身投げしてからおよそ200年後が舞台のSFホラーシリーズ第4弾。
リプリーがクローンで復活! しかもオリジナルリプリーがエイリアンに寄生されていたということで、クローンである彼女の血液も金属を腐食させる酸性に。
それを踏まえて……実は本作、重大なミスがあるのだ。
それはオープニングで、医療研究用宇宙船オリガ号内で、科学者たちがクローンリプリーの体内からベビーエイリアンを摘出する処置を行っているシーン。注意深く見ていると……。
お分かりいただけただろうか?
クローンリプリーの血液も金属を溶かすはずなのに、切開に使われている医療器具が溶けないのである。
これについては、製作者側が単にうっかりしていたのか、それとも知られざる設定(器具が溶けない材質だったとか)があったのかは未だにわからない。
話は変わって、本作の名シーンはクローンリプリーが後ろ向きでバスケットゴールを決めるシーン。あれはCGでも合成でもなく、シガニー・ウィーバーがリアルでやってのけた神業。あまりにもきれいに決まったので、共演者やスタッフが思わず声を上げてしまったらしく、編集が大変だったらしい。