このレビューはネタバレを含みます
今度は水中だ! な映画。
前作でキッチリとエイリアンとの死闘に落とし前を付けてきっちりお亡くなりになったはずのリプリーだが、売れるコンテンツにいつまでも群がる映画会社の人間に寄って、クローンとして無理やり復活させられるのである。
映画会社の人間はまだまだ売れるエイリアンを終わらせたくないので、自分たちの元でエイリアンを繁殖させてドンドン増やして、沢山の映画を作ってお金を儲けようと企んでいる。
そんなことはリプリーにとっちゃ知ったことじゃないのだが、そのエイリアンを増やす方法が自分のクローンを宿主として増やしていたことがわかって、大変ショックを受ける。かわいそう。
増えに増えたエイリアンは、自分の身体から産み落とされたものだったのだ。
意識のないうちにそんなことされていてもリプリーに責任はないと思うのだが、エイリアンを根刮ぎぶっ殺すことこそが自分のアイデンティティ! と信じ込んでいるリプリーには大切なことなのだ。
かくして、リプリーとエイリアン共の最後の殺し合いが始まるのだ。
ラストで、進化したクイーンエイリアンから生まれた新たなる種族のエイリアン(ニューボーン)をリプリーは、宇宙船の外へ無理やり排出し、体をバラバラにしてしまう。
それは堕胎のように見えるのだ。