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エイリアン4のkurのレビュー・感想・評価

エイリアン4(1997年製作の映画)
3.9
この映画自体見たのはかなり前だが、エイリアンシリーズは3を見たときに深く失望してしまってそれ以上見る気が起きなかったのでしばらく放置していた
その後いざ鑑賞する時にはハードルがアリンコでも乗り越えられるほど低くなっていたので割とマシな作品だったことに驚きを覚えた。
ウィノナライダーは好きな女優だし、悪趣味なものもあったと思う。既視感があったことは否めないがそれでも割と好きな作品になった。
ニールブロンカンプが作るはずだったエイリアン5はとても楽しみにしていたがブロンカンプが降板し、YouTubeやsteamでoatsstudioを立ち上げたのをみればエイリアンという作品がいかに厄介なもの、利権にがんじがらめで挑戦のできない作品になっているかはよくわかるだろう。冷静に見れば毎回毎回同じパターンを繰り返すよりももっともっと世界を広げた方が素晴らしい作品になるはずなのにそれができないのは映画が商業作品であってパーソナルなものでないからというのが一つ。単純に有名になりすぎたというのも一つ。それとおそらくエイリアンの生みの親であるリドリースコットが一番最初にエイリアンの世界観がきわめて限定的な状態のままで(つまり2作目以降を視野に入れなかった)一作目をつくったからというのもただの推測だがあり得るだろう。
なぜそう思うのかといえばリドリー自身が作ったエイリアンの前日譚的な位置付けのプロメテウスがかなりの後づけっぽさで構成されているのが嫌でも感じられるからだ。
とはいえエイリアンというキャラクターは素晴らしいのであまり嫌いにはなれない。(フィギュア持ってるし……)
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