このレビューはネタバレを含みます
闘病物ってたくさんあるけど、病気が分かってからの家族や恋人との絆とか愛とかそういうことじゃなくて、綺麗事を詰め込まずに すごくリアル感を追求したような話。
現実って実はすごく残酷で、病気が分かったって彼女は浮気するし、周りは口先だけで 大丈夫だよ しか言ってくれない人ばかり。親の愛が故の心配も重荷に感じてしまう。
そんな中でカイルの存在がすごく際立っている。最初から最後まで近くにいた唯一の人。
いざ死と向き合った時のアダムの演技がすごく上手くて引き込まれる。
最後、手術が成功した後で、病室に来たキャサリンに向けた笑顔が本当に愛しい物を見るようで、暖かくてキュンときた。
ハッピーエンドでよかった。