クリストフォルー

足ながおじさんのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

足ながおじさん(1955年製作の映画)
3.7
アステアを観る映画と割り切ってしまえば、それなりに愉しめるが、レスリー・キャロンに、ダンス・パートナー以上の存在感が与えられていないのがつらいところ。オードリーの妖精感やガーランドのコメディエンヌ振りを求めるのは無理にしても、登場時点からラストまでに、ヒロインのキャラクターに共感できるところが見つからないのでは話にならない。ラストシーンのダンスが、アニメ「美女と野獣」のモチーフになったとしても、ウェブスター女史には顔向けできないんじゃないかな。
秘書役のセルマ・リッター(「裏窓」)は本作でも好演。こういうサブキャラが大事なんだ。
クリストフォルー

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