ゴン吉

恐竜・怪鳥の伝説のゴン吉のレビュー・感想・評価

恐竜・怪鳥の伝説(1977年製作の映画)
3.8
現代に恐竜が蘇がえったパニックを描いた特撮作品。 
渡瀬恒彦が主演、沢野火子がヒロインを演じる。 

1977年の夏に富士山麓の青木ヶ原で、樹海の氷穴に落ちた女性が石の卵を見つける。石材会社ユニバーサル・ストーンの嘱託社員の地質学者(渡瀬恒彦)が現地に調査に出向くが、付近の西湖で首のない馬が発見されたり行方不明者が出るなど不可解な事件が連続して起きる…

東映では数少ない特撮映画で、当時の東映の特撮映像技術が味わい深い。
もっとも特撮と言えるレベルに達していないというのが正直な感想。
本作品が公開された1977年は、「スター・ウォーズ」が公開された年でもあり、特撮レベルの差が歴然で笑えます。
とはいえ特撮専門誌では本作品は度々紹介されており、以前から気になっていて観る機会がなかった作品だったので、TV放送により鑑賞出来て嬉しい。
当時、話題になっていたネス湖のネッシーを引き合いに出しているのも興味深い。
本作は海外公開を睨んで制作されており、ソ連では好評だったようですが、海外展開を予定しているのであれば、富士山以外にも日本の特徴的なシーンを積極的に盛り込むなどの工夫があっても良かったと思う。

2023.7 TOKYO MX TVで鑑賞
ゴン吉

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