SEIJISAN

硫黄島のSEIJISANのレビュー・感想・評価

硫黄島(1959年製作の映画)
3.5
1959年作品。まだ「戦後間もない」時代の作品。硫黄島で生き残った者、死んだ者。硫黄島で何があったのか?生還した男が新聞記者に「改めて硫黄島へ行く。過去に何があったのかを語るから記事にしてくれないか」と願い出る。が、男は硫黄島で自殺してしまう。彼は硫黄島で何を見て、体験したのか?何を語りたかったのか?新聞記者は彼の戦友や帰還してからの職場の同僚、婚約者などから証言を聞いていくと...。「生き残った者の心の障害」をこの時代に描くとは!!ミステリー仕立てで深みのあるストーリーに魅力されました。凄いのは本当の硫黄島でロケしている事!今は自衛隊と在日米軍の基地があるから立ち入れないですからね。個人的には硫黄島へ行きたいです。そして亡くなった方々へお参りに行きたいです。そんな気持ちを更に強くしてくれた良作でした。
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