鉄

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの鉄のレビュー・感想・評価

3.0
希望が見えてこない映画。

オープニングで何やら壮大な宇宙での大バトルを見せられ「すげぇ」となるものの、今これが何をやってるのか詳細を教えてくれない上に分かりづらいし、何やら成功したらしいということも台詞でしか語られないので「あぁ、終わったのね」としか思えなくて。要するに冬眠から覚めたシンジと同じ気持ちをこちらにも味あわせようみたいな魂胆なんだろうけど、さすがに不自然だし乗れなかった。

その後の鬱展開はちょっと引いた。前作のあの感動はなんだったのか…マリが何者なのかもまだよく分かんないし、専門用語がバンバン出てくるし、なんでミサトらはNERVと対立することになったかも分からないし、その後も「フォースインパクトがうんぬんかんぬん!」って調子だけど、何かもうどうでも良くなってくるというか。

将棋は「打つ」ではなく「指す」です、とあと何回これからの人生でつっこむのかな。

シンジの幸せを望む。
鉄