lalalalabomba

贖罪のlalalalabombaのネタバレレビュー・内容・結末

贖罪(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます



15年前田舎町で起きた殺人事件とフランス人形盗難事件。
その目撃者である4人の小学生と母親のその後。

同級生を殺された女の子とフランス人形を盗んだ男の子が結婚する。自分だけの人形にしたい夫。
そしてその夫を殺す。1人目。

悪いことは許さない厳しい小学校教諭となり、プールに押し入った暴漢を剣道の腕で過剰な程にいためつける。2人目

引きこもり的な生活をしてる妹。結婚した妻の連れ子に性的な虐待をしていると思われる兄。その兄を殺す妹。3人目

病弱な姉に欲しかったモノを盗られてばかりの妹。結婚した姉の相手の子を身籠り取ろうと試みる妹。それも叶わず転落死させる。4人目


ラジオから聞いた犯人の声を頼りにフリースクール代表に会いにいく被害者の母親。
そこで会ったのは大学時代の因縁深い親友だった。復讐を企てるまでもなく犯人は飛び込み自殺する。


人は罪を犯すまでもなく罪を感じるとそれを贖い赦されようとする。

その意識は不幸しか呼ばない。
まさに引き寄せの法則。

誰もが持つ贖罪よ意識を利用する代表が宗教だろう。

最終回はギリシャ悲劇の様に様々な嫉妬心や罪悪感、復讐心か折り重なってドロドロな感じ。

カルマと共に生きなければならない人間たち。


各回の主演女優のキャスティングが素晴らしい。
それほど美人でもないよくいるタイプ。いいところもあれば嫌なところも持ってる人間てそんなモノ。


わざとらしいほどのライティング、ラストの霧、違和感を感じるほどの音楽。

嫌いじゃない。
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