さと

メリエスの素晴らしき映画魔術のさとのレビュー・感想・評価

3.5
ジョルジュ・メリエスの映画を作るようになるまでの話と晩年、そして作品について。

この時代に舞台から映画に表現を変えていったことはすごいとしか言いようがない。
時代の流れで低迷してしまうけれど自分の作った作品を500本燃やしてしまうのは本当にもったいない。
当時の残ったフィルムを再現する今の映画技術の話もたくさん盛り込まれていて、それにも驚いた。

今いろんな映画があるけれど、当時の無声でもちゃんと伝わる表現の映画ってすごいなって思うのと、一コマ一コマ手塗りされたフィルムの色合いがとても可愛らしくて暖かい。ずっと見てたくなるとても好きな映像だった。
そう思うと月に刺さった物体が可愛く思えてくる。

ちょっと残念な点は、皆さん書かれている通り最後の音楽はちょっと合わない気がしました。
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