ここにーる

風の歌を聴けのここにーるのレビュー・感想・評価

風の歌を聴け(1981年製作の映画)
3.5
原作は村上春樹デビュー作。映画的価値をとやかく言われがちだけど世界観に十分敬意を払ってると思うし、何よりヒカシューの巻上公一を鼠役(主人公の相棒)に起用してたなんて大森一樹監督、いい仕事してると思う。真行寺君枝の細小さくて白い手指が妙につやめかしく、見たいやら見たくないやら裸の室井滋が主人公(小林薫)のナニを摘まんで「あなたのレゾンデートル〈存在理由〉」と呟くシーン、原作を読んだとき同様笑った。"僕"が着てたVANのTシャツがカッコいい。