MikiMickle

ビヨンドのMikiMickleのレビュー・感想・評価

ビヨンド(1980年製作の映画)
5.0
再見。

1981年のルチオ・フルチのイタリア映画

1927年ルイジアナ。
とあるホテルで、7つの地獄の門を開けようとした画家が、住民たちに壁に生き埋めにされる。
1981年。
ホテルを相続したライザはホテルを再開しようとする。
眼球がひび割れた乳白色のガラス玉のようになった盲目のエミリーと出会うが、彼女はライザにホテルを手放すようにと忠告する…

87分という短い尺に組み込まれたストーリーは若干難解。でも、そんなのは良いのです!フルチだから、良いのです♪
映像のもたらす恐怖!!それで良いのです!!
えぐれる肉!溶ける顔!目玉ぐりん!じわりじわりと襲うタランチュラ!突き抜ける目玉!肉を噛みちぎる犬!刺さるガラス!飛び散る頭!
それらを、時にあっさり時にじっとりと魅せる巧さ!!素晴らしい!!!

で、オカルトゾンビもの。


特殊メイクは、ジャネット・デ・ロッシ♪
ホラー界特殊メイクと言えば、トム・サヴィーニとリック・ベイカーとロッシ!!
ゴアゴア度、すごい!!サンゲリアも凄かったけど、これもすごい♪

ファビオ・フリッツィの音楽も、恐怖感を煽る!

マカロニ・ホラーはやっぱり最高!!! 暗くてじっとり、極めて残虐!!
MikiMickle

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