tatsu

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たちのtatsuのレビュー・感想・評価

3.5
prime videoにて鑑賞。

先日鑑賞しました「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」とセットで鑑賞しました。

まず今作を見て一番感じたのは、三島の思想や行動については、全て理解できるわけではないですが、ほんの数十年前まで日本でこんな事件が起きていたということに衝撃を受けました。

自分達の親世代は、この三島事件を目の当たりにしてきたらしく、当時は驚いたと言っていました。

また、方法はともかく本気で日本の未来を思う若者たちがこれだけいた、という事実にも驚かされました。

なぜ三島がここまで右よりの思想になったのかについては、三島VS東大全共闘を観ると結構理解が深まるとおもうので、必ずセットで見ることをオススメします。ただ、討論会の模様は、ドキュメンタリーを先行してから見てしまうと、今作が結構チープな作りなので、先に今作から見てから、三島VS全共闘を鑑賞することをオススメします。

余談ですが、今作の監督を若松孝二さんが務めているのですが、三島役を演じた井浦新さんが、若松孝二監督の自伝的映画「止められるか、俺たちを」で若松監督役を演じているというのはエモい配役だなぁと思いました。若松監督が気になる方は、是非「止められるか、俺たちを」も鑑賞してみて下さい。
tatsu

tatsu