困難を通して浮き彫りになる2人の姿。
若い男女が突然自分達の子供が脳腫瘍と診断され子育てもままならないうえに、この難病。いったいどうするのか。
けっこう湿っぽい話になるのかと思ったら全体的にタッチが軽いせいで、変に泣かせよう、感動させようというような雰囲気はないので、かなりドライな感じ。
2人の動揺っぷりがけっこうリアル。
ああ、あるよねきっと…と観てて思った。
その後ドラマもこれまた生々しい。
どっかで常にバランスとらないとやっていけないのかもねえと思ったり。
そのうえ、あのラスト。全体的に湿っぽくはないのだけど、え…という、なんともいえない後味を残す映画だった。