S.ソダーバーグは好みの監督というわけでは無いが、先日【AVA】を観てしまったので、同じ嵌められ女スパイものとして、こちらの方が随分と見応えがある様に感じる。
G.カラーノの体幹とバランスの良いアクションと落ち着いた演技は、十分優秀なエージェントに見えるし、脇を固める有名俳優陣も十分怪しくその筋に見える。
ソダーバーグ節とも言える鼻につくシャレオツ感や安い笑いもないが、粋なBGMと相まってソリッド且つEsprit迄垣間見える。
惜しむらくはコブレンツ役のM.ダグラスの立ち位置が今ひとつよく分からない。
普通は彼が首謀者の立ち位置じゃないの?
本当にソダーバーグ?
いい意味でそれらしくない作品だ。
Filmark評価は酷いが、私は結構良いと思う。