りり

推理作家ポー 最期の5日間のりりのレビュー・感想・評価

推理作家ポー 最期の5日間(2012年製作の映画)
2.5
死の寸前に5日間行方不明となったエドガー・アラン・ポー。その5日間になにがあったのか…という視点のサスペンス映画で、ポーの小説に見立てられた殺人や誘拐が次々と起こるミステリー仕立て。ポーの小説でなく、作者を取り上げた点は珍しいが、自分勝手で落ち着きのないポーのキャラクターに共感できず、犯人捜査も後手後手だしヒヤヒヤするだけでなんか見ていて疲れちゃった。
 あとポーのビジュアルが、あごひげが生えていて残された実際のポーの肖像と離れていて違和感もあった。登場人物のビジュアルといえば、なぜか警視もポーと同じような黒髪デコ出しなので、時々2人の見分けがつきにくくて困った。場面展開の早い映画では登場人物のビジュアル的差別化をしてくれる方が理解しやすくていいんだけどな〜。

実際にポーの最後は謎めいたものだったらしく、歴史的ミステリーに挑んだ着想はよかったと思う。
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