2049

SAFE セイフの2049のレビュー・感想・評価

SAFE セイフ(2012年製作の映画)
3.6
DVDのパッケージジャケットがクソダサいので面白くなさそう…と思いつつレンタル。
ジャケットのダサさからは想像出来ないしっかりした作りの映画で予想外に楽しめた。

元ニューヨーク市警で総合格闘家のルーク・ライトはロシアンマフィアに八百長で負けるように強要された試合で相手をKOしてしまう。大損をこいたロシアンマフィアに制裁として妻を惨殺され、生きる希望を失う。地下鉄に飛び込み自殺をしようとしていたところ、中国人の女の子と目が合い自殺を踏みとどまる。そしてその女の子がロシアンマフィアに追われているのを目撃。後は『レオン』のように少女を守るために死闘を繰り広げる、というもの。

序盤はロシアンマフィアに妻を殺されたことで生きる希望を失い、復讐もしないし、元同僚にリンチされてもやられっぱなしのステイサムにイライラ。
「お前らしくないじゃないか!早くやり返せよ!」と心の中て叫びながらもフラストレーションは積もるばかり。

が、少女がロシアンマフィアに狙われているのを目撃した途端、いつものキリングマシーンに変貌。
ロシアンマフィア、チャイニーズマフィア、悪徳刑事達を、殺して殺して殺しまくる。積もりに積もったフラストレーションは爆散、クズの死体が積み上がる光景に溜飲が下がる。

ラストのアレックス戦は、当然壮絶な格闘アクションを見せてくれるものとウキウキしていたらまさかの展開…うーん、ステイサムの映画を観る人はそんな意外性求めてないでしょ。なんともったいない…フレッシュなショットのアクションなんかもあっただけに、ラストのボス戦をしっかり作り込んでいればもう少し評価は上がったと思う。
2049

2049