アノン

アルゴのアノンのレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
4.1
最近で一番ハラハラした。緊張感が張りつめてる。

イランからアメリカ人を無事に救出するために、大規模なニセ映画製作を国で実行するなんて非現実的過ぎる。これが実話だから本当にすごいな。

中盤までは、作戦のリアルさを求めるために会社を偽造したりそれぞれに役柄を定めたり、テンポ良くストーリーが進んで面白い。

そこから最後の30分強は没頭して観てた。「バレるか!?バレないか!?」というアメリカとイランの攻防から目が離せない。絵コンテを出して全力で"嘘"を重ねるシーンはハラハラが半端ない。英語を話せるのにも関わらず、敢えて話さないイラン側の人間まじで怖いわ。

あと飛行機の窓からパトカーが見えた時のメンデス、心臓死んだだろうな。「アルコール飲料を提供できます」というセリフでこんな安心したことない。

そしてベンアフの作品は「映画を観た感」が本当に強い。"ザ・タウン"に続く良作だった。
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