モンデンキント

危険なメソッドのモンデンキントのレビュー・感想・評価

危険なメソッド(2011年製作の映画)
3.8
精神学はまったく関わりがないけど、それでもフロイトの名前は知っていて、実話とのことで観てみた。
まあ簡潔に考えればただの不倫劇なのだけれども
こーいうのは観る人によってその後の感想でその人の価値観が現れるので
誰かと共有してみたくなる。

私はいちばん的を得ていたのは出番はあまりなかったグロスなのではと思ってしまう。

すべて白人男性主義に見えてしまい(フロイトはまた違うようだけど)
結局は本能のままに動物的に生きるグロスが1番人間らしいし、人間そのものなのではないかと。
それが良いとはもちろん思わず、だからこそ精神分析の世界って終わりがないのだなと思った。

あと精神科の医者も精神やられるんだな。

あと実話ってことでやはり女は強し。
不倫もすべて自分の糧にし、やがては自立していく。

フロイトとユングの実際の写真を見たけど、わりと似ていることにびっくり。