チキモフウリバン

危険なメソッドのチキモフウリバンのネタバレレビュー・内容・結末

危険なメソッド(2011年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

精神医学(心理学)って面白いですねー。
自分を知ることが出来るし人間関係において知っておいた方がいい。

今作は世界的心理学者のお話だったので興味がありました。勉強になったな。
内容は固めなので、好き嫌いはでそうですね。

主に性衝動についてユングさんの目線で描かれていて、深かった。
私の中でユングさんは"聖人"だと勝手なイメージがあったけど、人間味を感じて親近感が湧きました。
理性で生きている様な頭のいい方でも性衝動は抑えられないものなんですかね。

"性行為が相手との融合なら個は個の中に没入し自己が破壊される。だから自己防衛が働き性が抑圧される。性の抑圧は内面の問題で社会に起因しない。"
とか言っていたけど、自己防衛の力って弱いなーっと思った。

性衝動は破壊と創造って見方は面白いです。自然の摂理って感じで納得出来た。

愛人も戦争で亡くなったとの事で虚しくなりました。戦争って何も創造出来ない破壊行為ですよ。争いはやめましょう。

それにしてもキーラさんの演技には引くほどリアリティがあったな。