たっきゅん

エル・クランのたっきゅんのレビュー・感想・評価

エル・クラン(2015年製作の映画)
3.7
おそらく記録の上ではサイコパスでしかないような事件なんだけど、不安定な情勢と家族を守るという一般的な父親の信念が起こした事件。とはいえ父親を明確に敵として描いていて、いわゆる善人が沼にハマっていって同情を誘うようなタイプのものではないので、カタルシスは得にくいし、平均評価が低いのも仕方ないかな。鏡越しに見せる演出やラストシーンは力強い狂気を感じれて良い。民主的であることの大切さが出ている。
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